連続ミックス、またはDJミックスとは、DJが複数の曲を組み合わせて一連の流れにしたものを指します。
一般的に、連続ミックスは通常のコンピレーション作品とは異なります。連続ミックスでは、複数の曲が混ぜ合わされて、複数の曲の要素が同時に聴こえたり、トラックとトラックの間で曲が断続的に聴こえたりします。
連続ミックスは以下の3種類に分かれます。
注意:Apple Music / iTunesでは、個別のトラックの連続ミックスのみ受け付けています。
Apple Music / iTunesに連続ミックスの作品を配信したい場合は、この要件にしたがってください。その他のフォーマットの作品は配信できません。
他のDSPに異なるフォーマットで作品を配信したい場合、同じ作品について複数のバージョンを作成してください。
Centralでの設定方法は「連続ミックス(DJミックス)作品のセットアップ」の章を参照してください。
フル連続ミックスのみ
作品が、複数の曲を連続ミックスした一つの長い曲で成り立っている場合です。通常、長さは1時間ほどで、多くの曲がミックスされている場合が多いです。
この種のミックスは一番簡単に納品できます。一方、ミックスを構成する各曲のメタデータは非公開となり、DSPによってはフル連続ミックスを受け付けていない場合があります。
ミックスされていないシングルトラック + フル連続ミックス の組み合わせ
よくあるケースとして、連続ミックスとあわせて、ミックスの元になった各曲のオリジナル版を、作品の最初や最後に収録することがあります。
このケースでは、連続ミックスを試聴できるとともに、各曲ごとにダウンロード、ストリーミング、プレイリスト作成が可能になり、柔軟な対応ができます。一方で、最初から最後まで通して聴く場合のリスナー体験には難があります(各曲が流れた後に、同じ曲の連続ミックスが流れる等)。
個別楽曲の連続ミックス
このフォーマットは、CDから連続ミックスを吸い出すのと同じイメージです。連続ミックスの録音を各曲ごとに切り出してトラックリストにするイメージです。再生すると、シームレスに連続ミックスを聴いているのと同じ状態になります。
このミックスタイプは、CDの連続ミックスに最も近いと言えます。リスナーは、シームレスに連続ミックスを試聴できるとともに、各曲ごとにスキップできます。デメリットとしては、個別のトラックを綺麗に分離できない点があります。一部の曲をダウンロードしたり、プレイリストに登録したりすると、曲の最初や最後に他の曲が混じってしまい、不自然に聴こえる場合があります。
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