2.Songs on the Move:どのように機能するのか?

すべての成長が同じではない

レーベルのマーケティング担当者は、アーティストの楽曲ストリーム数をできるだけ増やすため、その楽曲を複数のDSPで聴けるようにしています。プレイリストに曲が追加されたり削除されたりすると、ストリーム数は急速に増減する傾向があります。しかし、リスナーが積極的にその楽曲を探して、ストリーミングするようになると、成長率はより緩やかになる傾向があり、多くの人がその楽曲を見つけて「いいね!」し、コレクションに加えたり、アーティストページから直接ストリーミング再生するようになります。プレイリストの増加以上に、このようなアクティブな成長は、その楽曲がリスナーにインパクトを与えていることを示す強力な指標となります。

メインビューでは、楽曲の右側に黄色い旗が付いた楽曲は、マーケティング機会の可能性が高いことを示しています。黄色い旗は、アクティブリスニングにより、ポジティブで上向きの成長を示している楽曲に表示されます。 

 

アクティブリスニングとは、自分のコレクションやアーティストページからストリーミングして、意図的に楽曲を探している人のことで、リスナーとの強い関わりを示しています。

このような洞察によって、手遅れになる前に何が起こっているかを知り、多くの情報に基づいたタイムリーなマーケティングを行うことができます。

 

 

どのように機能するのか?

Songs on the Moveは、高度な機械学習アルゴリズムを用いて、複数のDSPにおける各楽曲のストリーミングパターンを分析し、以前配信した楽曲のストリーミングパターンと比較して大きな変化があったかを検出・特定し、 変化があった場合、その原因や成長ドライバーが何だったのかを示します。

掲載されているすべての楽曲は、その楽曲の過去のストリーミングデータ全体に基づいて毎日分析され、予想パフォーマンスに基づいたモデルが生成されます。これまでの履歴により生成されたモデルはその楽曲が明日どのようなパフォーマンスを期待できるかを予測します。翌日、期待以上のパフォーマンスがあった楽曲は、このセクションの内に、変化が最も大きい曲から順にリストアップされます。楽曲のストリーミングの動きは日々分析され続け、モデルはその日の実際のストリーミングデータを取り込んで翌日の予測を調整することになります。

新曲の場合、この楽曲のベースラインとして設定された14日間のストリーミング動作の分析後に、著しい変化が検出された場合にのみ、このセクションに表示されます。

楽曲データには、どの楽曲が成長傾向にあるかがリストアップされるだけでなく、そのトレンドが上昇するきっかけとなった主な要因も表示されます。要因には様々な種類が存在し、以下のようなものがあります。

  • 特定のDSPまたは複数のDSP
  • パッシブ(プレイリスト)
  • アルゴリズム(100%パーソナライズされたプレイリスト)
  • アクティブ(リスナー主導型)

楽曲データに表示される追加メッセージには、変化の原因となったもの、変化が起きてから何日経過しているか、またその日の時点で情報がどれだけ最新であるかが表示されます。時間の経過とともに、新しい要因が検出された場合、メッセージと変化の期間はそれに応じて更新されます。デフォルトでは、最新の要因情報が表示されます。それ以前に要因がある場合は、下の行にセグメントの区切りとして表示され、古いものから新しいものへと左から右へ表示されます。セグメントにカーソルを合わせると、ソングストリームの変更に関連した要因と、その要因が発生した日付が表示されます。

 

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